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UNIXという考え方―その設計思想と哲学

満足度 : ★★★★
付箋数 : 9
読了時間 : 3.5時間
 
■感想
漠然とLinuxを使っていて、なんでWindowsとかもあるのにUnix/Linuxなのか気になったので読んでみました。
なぜUnix/Linuxを使う理由が本の中に記載されている 考え方から紐解かれていきました。
 
■メモ
90%の解を目指す。100%よりも90%のほうが能率的で費用対効果が高い。
 
Unixはすべての詳細な設計を作らずに試作から進化して設計の手直しを繰り返して成長してきたという話は、総力を挙げて成長する方法のブリッツスケーリングと似てると感じた。
 
効率より移植性を重視する。
効率を選択すれば移植性に劣るコードができ、移植性を選択すればときに効率がいまいちになる。
 
梃子の効果
いくら頭がよくても、行動的でも、エネルギーに満ちあふれていても、自分は一人しかいない。ものすごく成功したいのなら、世界に働きかける力を何倍にもしなくちゃならない。
 
木を守る
データを紙に閉じ込めたら、有用性に限界がある。
本で、データの死亡証明書と比喩されてたのはおもしろい表現だなと感じた。
 
lsコマンドでディレクトリにファイルが見つからないときにエラーが出ない話
lsでファイルがないときにエラーメッセージを出す必要はない。
「明かりがついていない」の代わりに「部屋が暗い」と言うようなものだ。
 
コンピュータの世界に昔からあるジョーク
1人の女性は、9ヶ月で子供1人を埋める。では、女性9人でかかれば1ヶ月で子供1人
を埋めますか?
 
 
 
UNIXという考え方―その設計思想と哲学

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

  • 作者:Mike Gancarz
  • 発売日: 2001/02/01
  • メディア: 単行本